のんびらあと

ストックイラストとがま口製作の記録です。

マークシート用エンピツ。

こんにちは~

 

今月、16,17日は大学入学共通テストですね。緊急事態宣言でも大学入学共通テストを予定通り行います、と萩生田文科大臣が表明されていましたが、受験生のみなさんは、不安な気持ちなど、色々抱えていらっしゃるんだろうなあと思います。

 

私は、大昔の、共通一次センター試験の過渡期というか、センター試験開始の数年後に受験を経験しましたが、それでも、過去問などの少なさに不安を覚えましたから、共通テスト初年度で、疫病のことも心配しなければならない受験生のみなさんと保護者の皆さんの大変さは、察するに余りあります。

 

今日は、こういう記事を見かけたので、マークシートと鉛筆について、普段内職していて気付いたことを書いてみることにしました。まあ、受験生はこのブログ読まないでしょうが、大人の資格試験でもマークシートは使いますので、気が向いた方は読んでいただければ…。

 

dot.asahi.com

 

私は、小中学校の実力テストや業者テストの内職をしています(採点のみで、○○ゼミなどの添削の仕事とは異なる)。ですから、大学受験について書くことはできないものの、マークシートも仕事内容にあるので、その経験から感じたことなど書きます。

 

仕事は、小学生の場合は記述式回答をマークシートに転記する作業で(特に低学年はマークシート塗れませんので…)、中学生の場合はマークシートの記述式回答を転記&塗りの薄い場合に濃くしてあげる作業が主になります。

 

マークシートの転記?楽そう~、と思われるかもしれませんが…。決して楽ではありません。

 

まあ採点の判断に迷わないという面では楽なのかもしれませんが、採点者にとっては、記述式に比べたら塗るという作業が肉体的にすごくしんどいです(枚数が)。2日ぐらいで600枚~多い人ではもっと枚数があるし、成績にかかわるのでミスはできません。しまいには、鉛筆を握ることすらできなくなり、手が震えてきます(笑)。もう終わりごろにはグーで鉛筆握って塗ってるという(笑)。マークシート採点の時期が終わると心底ほっとします。

 

…という仕事の愚痴?はこのぐらいにしといて。

 

つねづね中学生のマークシートを見ていて惜しいと思っているのが、使っている芯の問題ですね。ときどき、製図用の4Hくらいの芯でマークしているんじゃないかと思う解答に出くわします。意外とそういうお子さんは珍しくないです。

 

このような場合、採点者側で濃くしようと努力はするんですが、4Hで塗った上なのでうまく鉛筆が乗ってくれません。記述式なら、4Hでも読み取るのは人間なので大丈夫かもしれませんが、マークシートの場合は機械ですからね。ちょっとまずいです。採点者の立場からは、生徒の書いたマークを消して塗り直すことは許されていないので(上から塗るのはOK)、せっかく正答しているのに…と歯痒い思いです。もし、親御さんがこれを読まれてて、お子さんがマークシート式のテストを受けられるときに4Hを使っていたら、教えてあげて欲しいです。

 

上記のアエラ記事では、入試センター広報の方の話として、「マークシートは炭素への光の反射を読み取っています。シャーペンの芯には鉛筆と違う成分が含まれており…(中略)…読み取りに影響が出る可能性があるため鉛筆を推奨しています」と書かれています。シャーペンの芯が、強度を付けるために粘土のかわりにプラスチックを使っているというのはアエラ記事で初めて知りました。

 

とにかく、悪いことは言いません。「受験上の注意」に書かれているように、「黒鉛筆(H、F、HBに限る。)」でマーク塗ったほうがいいと思います。

 

共通テストのOMR読み取りでも、読み取りにくい場合に上から塗っているかどうかは不明ですが、できるだけ読み取りにくくなるようなリスクは避けたいものですよね。シャープペンの芯は細いこともあり、塗る時間で大きくタイムロスしてしまうという意味でも避けたほうが賢明かと思います。とはいえ、使い慣れている筆記具でないと力が発揮できないという方もおられるでしょう。そこは、問題解くときには自分の使い慣れている筆記具を使い、マークシートを塗るときはマークシート塗りやすい芯の鉛筆を使い分ける、などなど、あらかじめ準備しておいたらいいかもしれませんね。

 

仕事の話に戻ってすみませんが、マークシートの内職がけっこうしんどいので、ちょっと楽になるだろうか…?と思って、マークシート専用の鉛筆なるものを購入しました。

 

 H、B、HBとの書き比べとかできればよかったんですが、写真だとあまり違いが分からなかったので、やめました。

 

使用感は、なかなかいい感じです。力を入れなくても黒さが濃く、広い面積を早く塗れる気がします。しかも、濃く塗っても色が移ったりしないところが、さすがマークシート用、いいと思います。筆圧が弱い人には特におすすめしたい。

 

どうでもいい話ですが、内職にとっては微妙でした…。塗る枚数が多くなると、筆圧が強い私にはHBの芯の硬さが地味~に手にくるので、この鉛筆は手が疲れやすい。ただ、力を入れずとも早く塗れるので、結局内職にはBの鉛筆とこの鉛筆を交互に使っています(会社のほうではBで塗るように指導されています)。

 

そして、もう一つ。私はわりと塗ることについては神経質なほうで、はみ出したりするのがすっごく気になるほうなので(イラストでもそう)、自分が学生の時はうまく塗れないと消して塗り直さないと気が済まないほうでした(おかげでむちゃくちゃ時間ロスしてた(^^;))。その頃の私みたいな性格の人には、「多少はみだしても問題ないですよ~」と言ってあげたいですね。他の選択肢まではみ出してなければ、全然大丈夫。けど、読み取りミスを防ぐため、消すときはキレイに消すようにしてくださいね。キレイに消せるって意味でも、推奨の硬さの鉛筆を使用する意義はあると思います。

 

あまりお役に立てない記事だったかもですが…つい、だらだら長くなってしまいすみません。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。最後に、最近道の駅で見つけたアマビエさんです。疫病退散~~!!

 

 

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アマビエのねりきり。

 

 

ではでは。