長崎次郎書店に行ってきました
ずっと行ってみたかったところに行ってきました。熊本市中央区新町にある長崎次郎書店という本屋さんです。なかなか今まで行くことができずでしたが、この6月30日に休業が決まったのを知り、慌てて行ってきました。
昔の街並みの残る周辺も含め、素敵な建物で、もっと早く行けばよかった…と後悔しました(そういうの多い)。
明治7年(1874年)創業の森鴎外や夏目漱石、小泉八雲らも訪れたといわれる書店で、この建物も大正13年(1924年)に建てられたものだそうです。路面電車の走る通りに面している建物、かっこいい(語彙力…)。
当時の三菱丸の内建築所所長であった保岡勝也の設計で、佐賀県唐津市の歴史民俗資料館(ゾンビランドサガの舞台であり、ファンに「レキミン」と呼ばれ愛されている明治41年(1908年)の建物)の設計もこの方だそうです。知らなかった…。そっか~、そういえばレキミンも三菱合資会社の建物でした…こんなつながりがあるとは。


書店内は、町の本屋さんらしい親しみやすい雰囲気ながら、小さなギャラリーぽい空間があったり本のラインナップにこだわりがある感じでした。帰ってから気が付いたのですが、江口寿史さんのサインがある店内の柱…見るの忘れたあーーーー!!心残りありすぎる…吉田戦車さんのサインも見たかった。
ギシギシと音がする木の階段を上って2階には、長崎次郎喫茶室があります。店内に入ったとたん、「うわあ、すごおい」と思わず声を上げてしまうくらい素敵な空間が広がってました。緩やかなカーブを描く、大きく立派な梁が印象的な空間で、天井板がないせいかすごく広く感じました。もともとは書店の事務所だったところを改築しているそうです。他のお客さんがすでにおられたので、入り口からの写真は撮れなかったのですが…。


予約のお客さんがまだということで、奥のお部屋のお写真撮らせてもらいました。関連資料などが置いてあるようす。
1日限定15杯の水出しアイス珈琲に、プリンを注文しました。

水出し珈琲、頼んでよかったです。美味しかった(すみません、コーヒー好きですが味覚音痴なので…でもシロップやミルクがいらないぐらいスッキリしてて深い味でした)。プリンは懐かしい固めのクラシックなプリン。卵が多めなのでしょうか、濃くて美味しかったです。苦めのカラメルシロップも美味しい。

長崎次郎書店は、平成25年に一度閉店しています。その後もう一度再開したいとの強い思いから平成26年に再オープンされたそうです。私が訪れた際も、地元の方が待ち合わせておられている様子で、地域に馴染み愛されていることがうかがえました。2階の喫茶室はこれからも営業を続けられるので、またここを訪れることができるとホッとしていますが、どんな形にせよ多くの人に愛される建物として残っていってほしいですね…。