レーシングミクさんに挑戦 その3
こんにちは~
表題の「レーシングミクさんに挑戦」…。3回に分けてと言ってましたけど、ラフ段階も終わらないうちに3回目になってしまいました…。こんなんですけどおつきあいいただけたら嬉しいです。
さて、前回でラフ・下書き段階まできました。私は通常、以下のような感じで絵をすすめています。
ラフ・下書き(単色で)→ 線画→ 配色を考える→ 下塗り→ 本塗り→ 仕上げ
いつもラフは単色の線のみで済ませ、カラーラフを描いたことはありません。プロのイラストレーターのメイキングで、よくカラーラフまで作っておられるのを拝見するのですが、自分では、したことがありませんでした。理由は、「カラーラフは、イラストの依頼主とのやり取りが必要な場合にお互いイメージのギャップを埋めるために作るもので、自分の好きなように描けるイラストなら必要ないのでは?」と思っていたからです。カラーラフを描いたあとに、また線画を描かないといけないのが面倒だし、正直、時間が勿体ない気がしていたんですね。ただでさえ描くのが遅いから。
けど今回は、カラーラフを作ってみることにしました。この本の手順を取り入れてみたい、と思ったからです。
おなかに特化したイラスト講座本って、すごく珍しいですよね。今まであまり露出の多い服装のイラストを描いたことがないので(ただ、何故かふとももを描くのは好きなので無駄にふとももを出してることはあります💦) 、おなかとかおへそをキレイに塗る自信がまったくなく…。どうせミクちゃんのおなかを描くならキレイに描いてあげたいもんだよな~、と思っていたところ、この本の表紙が目にとびこんできました。
か、かわいい…。肉体がやたらリアルだけど、顔と調和しててすごいな(@_@)
Amazonレビューを見ていると、著者のmignonさんが使用しているのはPhotoshop。マスク塗りというテクニックを使われているらしく、クリップスタジオではレイヤーマスクの仕様が違っているため、まったく同じテクニックは使えない模様…。けれど、塗り方に関しての著者の考えをすごく丁寧に書いてあるようなので、勉強になりそうと思い購入してみました。
あまり詳しく書けないので端折りますが、mignonさんの塗り方で新鮮に思ったのは、線画の前の段階からかなり詳細なラフを作るというところ。特にカラーラフでは、ラフの線も線画の段階でなぞるだけぐらいに線を決めておいて、色も陰影まで詳細につけておく。そして、色塗りの段階では、ラフの陰影をそのまま乗っけて色塗りに生かす、というのにびっくり。このやり方なら、無駄がなくてよいな~‼と、実践してみたくなりました。
最初のラフ全体に色を乗せて…(といっても、パーツがかなり多いので、これだけでけっこう時間かかっています💦)
陰影と背景を別レイヤーに描きたしました。ここでちょっと失敗したのは、本の付録のブラシデータがPhotoshopのものだったので、これが近いかな?と、かわりにクリスタの「濃い水彩ブラシ」と「不透明水彩ブラシ」で塗っていたのですが、水彩ブラシだけに色が混ざってしまって…。あとの本塗りの段階でうまく塗れない箇所ができて、やや困りしてしまいました(まあそれほど影響はなかったんですが💦)。今度は、レイヤーを都度変えるかブラシを変えるかしないとな…。
私の当初の計画では、ミクちゃんの後ろから強い光が当たっており、ミクちゃんは逆光状態で背景は真っ白、というのをやろうとしていたのですが(1案)、2案として、上の画像の観客席と紙吹雪の背景つきのイラストを一緒に描いて、家族に見せてみたところ、「背景描いてるやつのほうがいいよ」との意見で一致したので、こっちを採用することにしました。
こんな感じで、描いている途中での「どうしよう…」という迷いがある程度解消されたので、カラーラフが時間の無駄でないことが実感としてよくわかりました💦一見、遠回りに思えることが、実は早道だったりするんですね。
カラーラフ、今後は私も取り入れたいと思います!
…というわけで、やっとラフまで終了しました。次回は、ペン入れ~色塗り段階です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!
ではではまた。